高校での夏目漱石「こころ」3
2019/ 08/ 28天皇であろうが、誰であろうが、
人の死を悼む、悲しむのは当然であろうけど、
それを高校生に学校の授業で読ませて、
彼らに何を期待するというのかな?
様々な観点からのテーマは、あるだろう。
友情、裏切り、片思い、友人の死、時代と自分、天皇の死、、、など、
限りないのだが、
年間指導計画に沿って、この単元は10時間で終わる予定、
などと授業には予定がある。
単純に、時間がないからこんな大きな人生テーマについて、
議論などできないからやめろ、ではない。
日本人や生徒は議論を好まない、だからやめろ、でもない。
(所詮議論したところで、文学作品なんだから、
まともに相手にするほど時間はない、なんて生徒は思っているかもよ。)
さらに、現代の高校生はスマホの世代であるとして、
時代背景も社会意識もあまりに違いすぎる当時と、
現代の日本社会にあって、この教材を使って何を求めるのか、
生徒に何を期待するのか、意図がわからないだけだ。
to be continued)
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