FC2ブログ
        

亡き君に(1)

2017/ 10/ 01
                 
亡き君に(1)
忘れないで
春  うららかな海
海苔を干す人々の笑顔
薄桜色した貝を拾い
耳に寄せた時の あなたの笑顔も
輝いている
忘れないで
夏  まぶしい朝顔
龍のような雲海の中を走り
急に開けた視界の彼方に
真夏の光が射した時
私を呼ぶ声がした
ああ、君と一緒にいたい
忘れないで
秋      祭りの後
静まりかえった木の舞台が
遥か五山からの
細かい雨に濡れ始める夕べに
まばらな人影に君を見つけて
石段下る迷い子は
音羽の滝で        我に戻る
to be continued
(to be dontinued)